令和6年2月10日、1級キャリアコンサルタント技能士の藤井広深講師による、技能講習「リフレーミングを活かしたキャリアコンサルティングの実践」がオンラインで開催されました。

まずは全員で自己紹介です。現在と過去の経験、これからやりたいこと、最近のGOOD&NEWを紹介し合いました。ニックネームを決め、アットホームな雰囲気で進みました。

午前中は、論理療法の講義とリフレーミングのトレーニングです。頭を柔らかくするトレーニングからスタート。ゲーム感覚で楽しく取り組みながらも、リフレーミングの本質を体感する重要な時間となりました。その後4つのワークを実践。全員で意見交換し、他者のアイデアを取り入れながら理解を深めました。CLの言葉をCCがポジティブに言い換えることを通じて、CLの捉え方が変わり、新たな気づきや選択肢の発見に繋がると学びました。だからこそ、CCは日頃から言葉を言い換える習慣をもち、表現のバリエーションを増やすしておくと良いと気づきました。

午後からは、システマティックアプローチの解説とロールプレイです。全員がCL役とCC役を経験しました。CLのものごとの捉え方や思い込みを変えるには、CCの積極的な介入が必要です。だからこそ、まずは丁寧な受容・共感が欠かせないと体感的に学びました。

 最後は全員で1日を振り返りました。
自分の思い込みは自分で気づきにくく、価値観が違う人と情報共有や意見交換を日常的にしていきたい、キャリアコンサルタントとしての思いこみを防いでいきたい、という前向きな言葉が聞かれました。

積極的に質問され、お互いに学び合う受講者皆さまの姿に、キャリアコンサルタントの学ぶ姿勢の大切さをあらためて感じる1日となりました。

受講者の皆さま、藤井講師、おつかれさまでした。
筆者:宮地 多佳